クローバー活動記録

  1. TOP
  2. >
  3. クローバー活動ブログ
  4. >
  5. 先天性食道拡張症の子猫経過

先天性食道拡張症の子猫経過

2020.06.15

クローバー過去のブログはこちらから→ 
アメブロは現在も並行して更新しています。
おはぎちゃんの譲渡の事を書きました

6匹の一斉TNRの現場で見た子猫。

 

体調が悪そうなので通院して薬をもらい餌やりさんに投薬と室内での治療をお願いした。そのまま元気になれば保護はしないで成長を待ち時期が来たらTNRをするつもりでいました。

6匹のTNRも無事に終わり餌やりさんに子猫の様子を聞くと経過が良くない。状態の悪い子猫を見過ごせなく11月下旬に子猫の保護を決めました。改めて通院。薬を処方してもらいましたが白猫うめちゃんの様子がおかしい。

詳しく検査をしたら先天性の食道拡張症だと分かりました。食べたものをすくに吐いてしまいます。
白い部分が食道で胃に食べ物が届きません。

食道拡張症の猫は胃に食べた物が届くように立たせながら1日に何回も流動食を与えなければいけません。いつもお世話になっている動物病院の先生は私が仕事とボランティアで忙しい事を知っていて、猫風邪と嘔吐で弱っているうめちゃんが手術に耐えられる体力を付けるためのケアを申し出て下さいました。本当に感謝です。2週間ほど経ち、そろそろ手術が出来そうな状態になったと言われたのが12月中旬。命をかけた難しい手術でしたが手術をしなければ衰弱して長く生きらられない。難しい選択でしたが、やれる事がある。うめちゃん元気になったら美味しいご飯をいっぱい食べれるようになるからねって話し先生に託しました手術は成功。今更ながらに獣医師って凄いって思います

風船のように膨らんで袋状になっていた部位が見事に縫い合わされています。写真でも分かるように食道壁はものすごく薄く破れる可能性もあります。うめちゃんはad缶しか食べれない日々が続きます。術後は病院でカテーテルで食べ物は直接胃に流していました。

12月の下旬に退院。

事務所で姉妹のおはぎちゃんと共にケアしました。

1日に4回少量のご飯。

うめちゃんはいつもお腹がペコペコです。飢えるって本当に切ない。そう思いました。大晦日まで仕事でお正月は事務所を閉めるので慌てて自宅に子猫たちの保護部屋を設置しました。

ここからはほぼ全て私がうめちゃんのケアにあたります。
うめちゃんは食道拡張症以外にも脱肛がありました。

こちらも気になっていましたがまずは術後の体力回復を優先です。姉妹のおはぎちゃん。ケージに入れて別々に食事を与えます。食後に吐かないかも気にしていました。食道に食べた物が詰まらないか?そして脱肛がひどくならないかの観察も。ケアを重ねて行く毎にだんだんと体調の把握が出来てきます。

そして1月に抜糸。

バリウムにフードを混ぜて食道の様子を観て頂きました。食道の動きは通常通りとは行かず食べ物が胃に届くまでに少し時間がかかります。嘔吐は完全に無くなりました。一歩進んでドライフードを与えて行きます。一度に大量のフードを与える事はNGです。胃壁が破れる可能性と食道に食べ物が詰まる可能性があります。ロットの小さいフードを選びましたが最初はミルで粉にして水に溶かして与えました。脱肛の手術もしました。

そしておはぎちゃんは正式譲渡が決まりました

うめちゃんは日々変わる経過観察の内容とケアに気の抜けない日々。硬いうんちだと肛門を通らないので下剤を毎回の食事に入れて便の様子も見ながら下剤の量を決めます。2回くらい体調が安定しなくて短期の入院もしました。脱肛は一回出てしまい手術は2回目をしました。

便の管理が本当に大変で夜中にうんちが出なく夜間動物病院に2回行きました。夜中に踏ん張っても出ないうんちの介助をしたりピンセットで便の真ん中をほじったりもしました。

 

2019年12月の下旬からずっと4時間から5時間おきにフードを少量ずつ与える生活を今も続けています。

一度に3gから始め、3粒から5粒のドライフードを水に浸して少しづつ食べさせる。一回の食事に20分くらい時間がかかります。仕事や用事で出かけても時間になれば戻りフードを与える。何やってるの?って言われる日々。
毎日ずっと続けています。なかなかキツいです(笑)

涙目が治らないと思ってたらクラミジアも見つかって抗生剤を与えられないから点眼で対応。うめちゃんの息は内臓が悪い猫にある独特の臭い匂いがしましたがある時から匂いが気にならなくなってきました。

体重も順調に増えワクチンを打てたのが4月。

どんどん元気になってきました。最初の頃に先生に言われた言葉。

成長と共に食道も肛門筋も強くなって普通の猫となんら変わらない生活が出来る様になるよ。
その期間は半年?1年?

5月下旬にうめちゃんは避妊手術が出来るまで回復しました

内視鏡で食道も観てもらい、

もう、ほとんど大丈夫だよ。
食道壁は厚さが出て来て食道に若干の脇道?は有るけど問題ないかな。

ここまで本当に長かった。うめちゃんが元気になって本当に良かった。

うめちゃんは水に浸した数粒ずつのドライフードは卒業して普通にドライフードを食べています。
かなりお世話がラクになりました。それでも一日4回のご飯は続いています。

一気に沢山食べると良くないので一回に12gを1日4回に分けて与えています。徐々にフードの量を増やして行き食道に詰まらせないか?嘔吐をしないか?しっかり観察して1日に2回のフードに変えて行く予定です。

焦らずゆっくりと。里親さんを募集出来る日も近いかもしれません。

うめちゃんとした約束。
うめちゃんは美味しいご飯とおやつをお腹いっぱい食べています。
飢えていた時のうめちゃんとは全く違ううめちゃんになりました。

うめちゃん、のんびり里親様募集中です。

うめちゃん以外に、はなちゃんも随分と通院しました。気の抜けない2020年を送っていました。

仕事でトラブルがあったり、コロナで思うように活度が出来なかったり。
それでも出来る事をコツコツとやっています。今週もTNRのご相談に対応します。

いつも応援をありがとうございます

外で暮らす猫ゼロ
殺処分ゼロ

協賛

 

リンク
Makanaの売り上げの一部は動物愛護に使われます
わんこもステイホームで美味しいご飯を食べよう

© 2018 一般社団法人クローバー