クローバー活動記録

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野良猫は保護しないとダメなのか?

2018.11.02

さくら猫たち

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外で暮らす猫は不幸なのか?

 

環境にもよりますが必ずしも外で暮らす猫が皆不幸なわけではありません。愛情を持って、ケアをしてくれる人がいるさくらねこは幸せです。
全ての猫を保護したい気持ちはあっても人が飼育出来る動物の数には限りがあります。見つけた野良猫を全て保護していくとあっという間に沢山の野良猫を室内に入れる事になります。

室内に入れた野良猫の所有権は保護した人にあり室内に入れた時点で飼い猫になります。いかなる理由があっても外に戻す事は遺棄になります。(特殊な例外は有ります)また、かわいそうだからと無理をして沢山の猫を室内に入れると病気のある猫には医療費がかかり感染症がある猫がいた場合は隔離する場所も必要になります。避妊手術も必要です沢山のお金が必要になります。不妊手術代金が捻出できない場合、猫は室内繁殖し、すごい勢いで増えていきます。かわいそうだから室内に入れてあげたいと思う優しい気持ちがしっかりケア出来ない猫を増やしてしまう事になる場合があります。飼い主さんが倒れたら飼育崩壊になってしまいます。

 

野良猫が毛艶も良く痩せてなく健康なら近隣でその猫にエサを与えて見守っている人が複数人いる場合があります。もし子猫を連れた母猫が現れたら見守り子猫の成長を待ち増えないようにTNR(捕まえて 不妊手術をして 元の場所に戻す)する事でその猫の家族は増える事なく幸せに暮らせる場合があります。TNRをしないでエサだけを与えていくと猫の数は増えていき近隣で野良猫が大きな問題になります。

TNRが必要です

 

清水区のTさん。
奥の黒猫がお母さん猫です。子猫を見守り授乳が終って母猫をTNR。
子猫は大きくなってからTNRしました
今もTさんに見守られ猫の家族皆、元気に暮らしています。

子猫はすぐに大きくなります。

ちっちゃい子猫だったのに大きくなったね (^▽^)

授乳が終わった時点で母猫をのTNRをします。母猫は出産、子育ての消耗から解放されて
見違えるように健康になる場合もあります。

駿河区某地域

何回も出産をして痩せて毛艶が悪くオスに追いかけられてケガが多かったメス

TNR後はふっくらしてきれいな猫になりました。
今も優しい方に見守られて暮らしていますが、この地域。まだまだ問題もあります。

寒さを心配して小屋を作ってもらえた、さくらねこもいます

毛布を与えてもらい。風が寒くないようにと

風よけも付けてもらいました。
(この2匹は保護譲渡をして幸せにくらしています。)

寒い季節になってきました。外で暮らす猫に手を差し伸べて頂けたらと思います。

 

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ある自治会に地域猫活動の説明に伺った時に、自治会長様が言われた言葉です。

 

沢山の野良猫がいるのは迷惑だけど、野良猫が全く居なくなるのも、なんか寂しいね。

とても共感しました。

増えすぎた野良猫が問題になります。地域猫活動とは野良猫を可愛がり増やす活動では無く野良猫をゼロにする活動です。猫を捨てる人がいなくならない限り野良猫の数はゼロにはならないかもしれません。野良猫を見つけたら近隣住民から猫が嫌われないようにTNR活動、地域猫活動をしましょう。

また独居のお年寄りや、猫の飼育が困難な人が室内に猫を入れる事なく、外でさくらねこを可愛がる事が出来れば、飼育崩壊も起こらないと思います。一世代だけの命であるさくらねこの命を尊重してくれる地域は、猫だけではなく人の事も思いやれる優しい地域だと思います。


駿河区Kさん管理のさくらねこ

野良猫の数が減って行けば、見つけた子猫も成猫も全てを保護してあげられる日が来るかもしれません。

先週から新たなTNR現場に入りました。駿河区某地域

沢山の野良猫が居ます。全部で15匹くらい。メスが7匹います。
早急にTNRをしないとすぐに30匹40匹に猫が増えてしまいます。

この地域も不妊手術代金が十分にありません
猫たちが幸せに暮らせるように応援をよろしくお願い致します。

 

未報告の活動、応援へのお礼は少しお待ちください。
多数の相談に活動に追われています。申し訳ありません

           

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